2016/12/25

16.12.25 ホイールを磨く

 メリークリスマス!

 気がつくと、前回投稿から2ヶ月も経過していました。仕事の忙しさと車に乗る頻度が減ったためですが、それにしても時間はあっという間に過ぎてしまいますね。

 この  B180、乗り始めの時よりはずいぶんと乗り心地が良くなったと思います。メルセデスベンツの車は、乗り始めよりしばらく経過した頃にベストな状態になるようなセッティングをしているのでしょうか。

 サスペンションが劣化してきた感じは全くなく、逆に熟れてきてしっとりとした乗り心地になった印象です。

 さて、先日洗車していたとき、見つけたくないものを見つけてしまいました。

 右後ろのホイールに傷を発見。タイヤにも擦れた跡があったので、妻が乗っているときにどこかで擦ったのでしょう。


 前のミニバンの時も、後ろは左右共、そして左の前も擦ったことのある人です。いつかは、と思っていたら、2年と立たないうちにやってしまいました。早速ホイール用のタッチペンを買ってきて、重ね塗り。その後、磨いていくと少しは目立たなくなりました。時間があれば、しっかりと磨いて、もっと目立たなくしたいと思います。

 それにしても・・・、これ以上、擦らないでほしいなぁ。。。




 

2016/10/23

16.10.23 新しい発見、便利な機能

 納車されてからすでに1年7ヶ月経つのですが、未だに発見があります。

 こんなこと、ありませんか?

 ハザードランプを点滅させながら道路脇に車を止めています。



 さて、出発しようと思い右にウインカーを上げます。
 その時にハザードランプをつい消し忘れていました。

 これだと、他車からは、ハザードランプを点滅させながらいきなり発進してきた車と見なされ、危ないと思われることでしょう。



 同じことを B180 でやるとどうなるか。これはメルセデス共通で、ウインカーを上げた瞬間にハザードランプが消え、ウインカーだけが点滅します。そしてウインカーを戻すとハザードランプに戻ります。ハザードランプを消し忘れていたとしても、他車にはきちんと発進の意思表示ができています。

 安全性に対して、この点においてもよく考えられています。・・・・実は、今日発見したことでした。(笑)

 この際ですから、自分であるいはネットで見つけた情報で、「なるほど!よく考えている」と思った機能を上げてみます。

 窓を開けている時、ファンをオンにして室内循環にする際、室内循環のボタンを3秒くらい押し続けると全部の窓が自動的に閉まります。トンネルに入る時などに便利です。私は窓を開けたまま走ることがないので、走行中は使うことはほぼありません。炎天下での出発時、窓全開状態にしてから乗り込んで、エアコンをかけて全閉状態にする時に使います。



 また、車を降りた後で窓が開いていることに気づいた時、ドアハンドルの外側の四角い窪みの部分を3秒くらい触り続けると全部の窓が閉まります。




 こだわっているなと思います。安全性を考えると、こうあるべきとか、こうすれば便利とか、考え尽くされているんだなとつくづく感じます。

 ところで、洗車の時やドアロックを解除する時に、これまで3回程度、全ての窓が全開したことがありました。リモコンボタンのドアロック解除ボタンをしばらく押し続けていると押している間、全部の窓が開いていく(コンビニエンスオープニング機能)のは知っていますが、リモコンボタンに触ってもないのに、こんなことが起きました。

 もしかして、ドアハンドルのどこかをしばらく触り続けると窓が全開するのかなと思い試してみましたが、うまくいかず・・・。どなたか知っていれば教えてください。




 

2016/10/16

16.10.16 タイヤの空気圧

 昨日は、他県の温泉へ日帰りで行ってきました。これからが、温泉の気持ち良い季節ですね。今回も露天風呂での風が気持ちよく、帰ってからのワインも一層美味しく感じました
 

 2人乗車のガソリン満タン状態から、急ぐこともなく一般道でのんびりドライブ。燃費の表示は 18.1 km/L で、誤差の 5%を引いたとしても、 17.2 km/L。このくらい走ると大いに満足です。

 ところで、最近、乗り心地がいつもに比べて柔らかいなと思って、空気圧を測ってもらうと、240 kPa でした。8月7日に、300 kPa あった空気圧を 270 kPa まで下げてもらってからそのままでした。空気が抜けたというのではなく、このところ気温がかなり下降し、タイヤ内の温度も下がったためだと思います。

 夏場の炎天下のアスファルトの上を走ると、タイヤは 50度以上になると思います。ざっと計算してみると、50度で 270 kPa の圧力は、容積が同じとして 20度になると 245 kPa となります。したがって、気温下降による圧力低下だと思われます。

 実は、この乗り心地、硬めが好きと言っていた私ですが、結構気持ちよくて、今まで 270 や 280 で設定していたのと比べて明らかに違いがわかるものでした。タイヤやサスペンションが十分に熟れたためかなと思ったりもしましたが、タイヤ圧による影響が大きかったのです。そういえば、山道のカーブを走行する時に、前と比べて少しだけハンドリングに甘さが出ているような感じはしていました。

 今回、260 kPa で設定してもらいました。いくぶん硬くはなりましたが、乗り心地は良いです。このタイヤ、280 kPa 付近から硬さが顕著になるような気がします。


2016/10/09

16.10.09 レーダーセーフティパッケージと汚れ

 B180に乗り出して、絶対に外せないと思っている機能が、ディストロニック・プラスです。レーダーセーフティパッケージに含まれています。

 どんなものなのか、これまでに何度かアップしています。まとめたページが「ディストロニック・プラスのまとめ」です。標準で装備してなければ、このパッケージ追加は必須でしょう。

 このパッケージが現在、無料で提供されています。メルセデスとしてもこの安全装備はオプションでなく、全車標準としたいという気持ちの表れのように思います。



 それにしても、ホイールは2週間もすると洗いたくなる状況は変わっていません。納車してすでに1年半以上経過。最初にガラスコーティングしたホイールですが、たぶんもうコーティングは落ちていることでしょう。しかし、スポンジで洗うと汚れは簡単に落ちます。高頻度で洗っているから汚れが固着していないからでしょうか。楽に洗えるのは助かります。


 それから、以前モールを磨いたことをアップしました。このブルービーゴーンを使って磨いたという話です。


 その後、3月に本格的に一度磨いてからすでに半年以上経ちました。その間、梅雨や猛暑を越えましたが、目立った錆がなく変わらない状況です。保護の役目もあると書いていましたので、効果が続いているのかもしれません。


 雨の後の車はこんな感じです。白い車はどれも同じですよね。特に目立つのがドア下の黒い筋。ドアの中の防錆剤とともに落ちてくる雨だれが今でもこうなります。しばらくすると黒くならないと聞いていましたが、まだ変わりがありません。見た目は悪いですが、洗うとすぐに落ちてくれるので良しとします。その分、中の防錆はきちんと効いているということでしょう。

 さて明日も休み。どこへ行こうかな。。



2016/10/02

16.10.02 COMMANDシステムのオフ

 先々週から、このブログをアップしている iMac の調子が悪く、立ち上がって5分もするとレインボーカーソル状態で、何もできません。前からエラーの出ていたハードディスクが原因でしょう。そろそろ限界だと思い、この週末、SSDに交換しました。

 今は快適そのもの。交換の方法についてネットで検索すると、写真入りで紹介しているページがあり、悩むことなく自分で交換できました。

 途中、平面コネクタの金属部分にめくれがあったため、それに気づかず組み立ててしまい、起動時画面が真っ黒のままになったのには焦りました。

 こんなに快適ならば、もっと早めに交換しても良かったと思っています。値段も約500GBで12000円程度なので、より交換に適した時期になったと思います。
 これで、この iMacもまだまだ使えそうです。

  交換作業の紹介ページは助かりました。私のブログもディストロニック・プラスやアクティブパーキングアシストに関する記述ページ閲覧が多く、きっとそれらを検索した方々がたどり着いたのではと思います。ネットで情報を得たい方に対して何かの参考なっていれば嬉しいです。


 先日、ドライブに出かける時、CDが確か入ったままだったと思い、中身を確かめようと助手席から乗り込み、COMMANDシステムをオンにしました。SDカードの音楽に切り替えて、CDを取り出し、一旦家に戻ろうとしてシステムのスイッチを切ることなく、降りてドアをロックしました。

 すると、わずかに音楽が聞こえるのです。運転を終えた後のいつものドアロックでは、全ての電源が落ちるので、そのつもりだったのに、この状態が続くとバッテリーが上がります。

 今度は運転席側から同じことをやってみました。同じくシステムはオフにならず音楽が鳴ったままです。

 今になって初めて、「乗り込んだ後、エンジンスタートボタンを押すことなく、COMMANDシステムをオンにすると、降りてドアロックをしてもCOMMANDシステムはオフにはならない」ということがわかりました。

 なぜか? 外からドアロックした時は常に全てがオフになっても良さそうな気がします。そこで色々なシチュエーションを考えてみると、こういう時にはオフにならない方が好ましいのかもと思い至りました。

 同乗者がいて、運転者が少しの間、車を離れるとします。車内にいるのが、子供であれば、音楽やDVDなどをかけたままドアはロックしておきたい時があります。

 そういうとき、エンジンを切って、ドアを開けると一旦COMMANDシステムはオフになります。そこで再度システムをオンにすることでしょう。キーを中に残しておくと危ないので、キーは持ったまま、外からドアをロックすると思います。その時に中の人は音楽や映像をそのまま聞いたり見続けることができます。

 それを考えた上でのことであったなら、わからなくないでもありません。
メルセデスは他車種でも同じなのでしょうか。

 ところで、今日もECOスタートストップが、走り出して15分以上も緑マークになりませんでした。前よりさらに時間が延びているような感じがします。もう少し様子を見て、時間がさらに延びていくようであれば、再度見てもらうことにしようと思います。


2016/09/12

16.09.12 キー

 猛暑だった今年の夏も終わり、過ごしやすい天候となってきました。

 投稿が滞っていたのは、B180に関することが特になく、順調に過ごしていたからに他なりません。

 と思っていたら、先週末、こんな表示が・・・。


 車を降りて、後方のリアウインカーを確認しても問題ありません。

 きっとシステムエラーなのでしょう。OKボタンを押し、表示をとりあえずクリア。その後は全く異常のない状態で、しばらく様子見です。

 さて、最近、ドイツのコンチネンタル社が、スマートフォンで車のドアのロック・ロック解除やエンジンスタートのできる仮想キーの開発に成功した、との記事がありました。

 スマートキーは確かに便利です。ほぼいつも携帯しているスマートフォンのアプリが代わりになれば、ひとつ身に付けるものが減ります。

 Bluetooth Low Energy を利用するとのこと。夏場に便利な、乗り込む前に窓をいっせいにオープンできる機能もアプリに盛り込めば簡単にできそうです。今の赤外線を利用する仕組みよりは離れていても大丈夫かも、とか、アプリなのだから予め設定した時刻にエアコンを入れておくこともできるようになるのかな、なんて想像してしまいます。

 記事によると、Volvoが初搭載となるらしいです。

 現在のいわゆるスマートキー(メルセデスではマニュアルには ”キー” とだけ記述しています)は、1998年に採用されていたメルセデスだけでなく、
すでに一般化されています。普段は一切触ることなく、バッグやポケットの中に入れておけば良いだけ。今まで特にブログに上げることもなく、当たり前のように使ってきました。

 今回、上記記事を読んだ時、Bluetoothでこの機能を行うことはそんなに簡単ではないのだろうなと感じました。

 Bクラスは、2015年のフェイスリフトでスマートキーが採用されました。メルセデスの特徴としては、後側ドアでも前側ドアと全く同じように、触れるだけでドアロックやロック解除ができることが上げられます。


 ドアハンドルの外側に触れてドアをロックすると、ウインカーで知らせると同時にドアミラーが閉じます。通常それでロックの確認ができます。(ドアミラーが閉じないような設定も可能です。)

 ロック解除は、ドアハンドルの内側を触るだけ。通常のドアを開ける動作でOKです。ただし、あまりに素早い動作でいきなりドアハンドルを引こうとすると、ロック解除が後からになり、ドアは開きません。
 そこで、まずドアハンドルを握って、ほんのわずかの後にドアハンドルを引く、という感じになります。”ほんのわずかの後”、と書きましたが、通常の動作で全く問題ありません。

 前側のドアを開けるとドアミラーが開きます。後側のドアだとドアミラーは開きません。したがって、後側ドアを開けて何か物を取り出すなどしてドアを閉めた時、ドアミラーは閉じていてもロック状態ではなく、ドアミラーだけで判断することができません。

 そのため、ロックバーが窓のところにあり、最終的にはそれでロック状態を確認するということになります。

 それから日常これは便利だと感じていることがあります。ドアがロックされている状態で、テールゲートを開けたい時、テールゲートのハンドルを触るだけでテールゲートだけロック解除されるのです。その場合、閉めると自動でロックし、ウインカーが点滅します。サイドのドアとは無関係に切り離して操作できます。

 マニュアルにあるように開けたいとき、キーのスイッチを押す必要はありません。


 車を降りてドアをロックした後、荷物をラゲッジルームから取り出す時でも、左右のドアのロックとは全く無関係なので、改めて全体のロック解除をしなくても済みます。

 となると、ひとつ不安になることがあります。

 車はロックされている。テールゲートを開けてかばんを乗せる。そのかばんにスマートキーが入っていた。テールゲートを閉めてしまった。この時、自動でロックされると車に乗り込むことができなくなります。

 試してみると問題ありませんでした。スマートキーが、ラゲッジルームにあると、テールゲートはロックされません。スマートキーが車の中にあるか、外にあるかしっかり認識しています。

 よく考えてみるとスマートキーが車内なのか車外なのか、これを認識することはとても大切なことです。認識できないと、車の中にいてドアがロックされている状態でも外から簡単にロック解除できることになります。


 またもうひとつ試してみました。スマートキーがラゲッジルームにある時、エンジンを始動できるのか。結果、できませんでした。スマートキーは車内の後席シートより前にないとエンジンはかかりません。

 車内のどの位置にあるのかも認識しているということです。

 最初に書いたスマートフォンによるキーは、これをBluetoothでやっているのです。Bluetoothの周波数は2.4GHz帯なので、通常スマートキーの車内側で位置を確認するために使用される長波と異なります。透過性が良いため、スマートフォンが車内、車外どちらにあるのか認識が難しいのではないかなと思います。
 だからこれまで対応が簡単にできなかったのではないでしょうか。

 専用キーはあった方が良いと思いつつ、スマートフォンでいろんな操作も可能になると、より便利になるような気がするので、これから先のスマートフォンとの連携は楽しみです。




2016/08/07

16.08.07 フロント・サンシェード

 猛暑が続いています。熱中症はもちろんですが、夏バテもしないようにお互い気をつけましょう。

 さて、このところ炎天下の車内設定温度は、23度です。この猛暑では、ECOスタートストップでエンジンが停止して信号が長いと、青になる前に暑くなりますね。運転中も太陽の向きによっては、吹き出し口からの風を常に体に当てていないと暑く感じます。ガラスを通じた日射しは、以前のミニバンと比べて、Bクラスは暑いです。

 駐車場に止める時、前方から日射しがある時はこれを使っています。



 フロント・サンシェードです。コンパクトに収まるので収納もしやすいです。



 純正だけあって、きっちりと全面を覆うことができます。Mercedes-Benz の文字が気に入っています。



 下と横はガラス面に合わせて押し込む感じで、上方でサンバイザーを開いて押さえます。

 ただし、完全に日射しを遮るものではありません。これをしていないと熱くて触れないようなダッシュボードの上面が触れるくらいまでには下がりますが、それでも熱くなります。市販のアルミ蒸着タイプの方が熱くはならないので、純正を選ぶか、性能を選ぶか、というところでしょう。6,264円は、しっかりしたつくりのリアバンパーカバーの価格と比較するとかなり高めの設定だと感じます。

 今日は、ガソリンを入れる時にタイヤの空気圧を確かめてもらいました。すると、300 kPa とのこと。270 kPaで設定していたつもりが、炎天下のアスファルトを走行して圧が高まっていたようです。どおりで、最近硬めだと感じていたわけです。
 少し空気を抜いて、280 kPaに設定してもらいました。これだけで、乗り心地が変わります。ねっとりした感じが戻ってきました。

 ところで先週、Mercedes-Benz Connection Tokyo へ行ってきました。車の販売営業をしていないため、オープンな施設に入っても挨拶だけで、特に声かけもなくゆっくりと車やグッズを見ることができました。オリジナルグッズをいくつか買って帰ろうと思っていたのですが、買いたかったものが品切れ。残念でした。

 通常行かないエリアにあるので、またいつか時間を作ってグッズの在庫確認をしてから行ってみようと思います。時間があれば、トライアルクルーズもできるので、普段ディーラーなら試乗をしないであろう車にも乗ってみたいと思います。

 当日は、S550 CabrioletAMG GT S (同乗試乗のみ)もありました。


 

2016/07/25

16.07.25 Cクラスクーペの試乗

 暑い日が続いています。ドイツ車購入を検討している時、日本の猛暑でもしっかりエアコンは効くのか、と心配していましたが、昨年の夏も今年の夏も快適です。

 さて、Cクラスクーペの試乗について感じたことをアップしてみたいと思います。



 乗ったのは、C180 Coupe Sports、Comfortモードでの運転です。B180と同じ排気量で、トルクは、250 N・m/rpm 、B180より50 N・m/rpm 大きな数値となっています。しかもB180の1,250回転からに対して1,200回転からこのトルクです。車重は、1,570 kg。これは、B180より 8.2 % 重いだけで、トルクは 25 % もアップしています。運転すると違いがすぐにわかりました。

 出足は、B180と比較するまでもなく、すっと出ます。街中では、発進してすぐアクセルを若干緩めないと加速がつきすぎると感じるほどです。当たり前ではあるのですが、最初の発進のためのアクセルの踏み込み具合は同じ感じなので、普通に踏み込み発進すると、その後の加速のつき方に、最初驚いてしまいました。

 路面の凹凸のこなし方は若干、B180より良い程度。こちらはスポーツサスペンションで、タイヤも前 225/45R18、後 245/40R18(ローテーションできない!)なので、硬めであることには間違いないのですが、ストロークが長めの感じで体での感じ方に不快さがありません。

 単なる市街地走行だったので、サスペンションの本当の良さは体験できていないのかもしれません。フロントは4リンク式であり、走行状況で減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムを搭載しているので、高速コーナー等では顕著に B180との違いを感じたことでしょう。

 ステアリング操作は、特徴的な部分はなく、あくまでニュートラル。気持ち良い操作感でした。そして、B180との違いを最も感じたのが、ディストロニック・プラスでの発進。前の車がある程度進んでから、発進操作をしても急発進にはならず、スムーズに加速していきました。きっとシステム設定だけの問題だと思うので、Bクラスの設定が後から改善されないかなと願っています。

 また、ECOスタートストップでの停止からのエンジンスタートは、さすがに静か。ただ、アイドリング時に B180にはない若干の振動を感じました。ミッションは、7速A/Tだけあって、スムーズでした。ダイレクトさがどうかなと思っていましたが、レスポンスに問題なく、減速時の音も感じることなく、快適でした。B180は、気にしていると減速時に若干機械っぽい音を感じます。

 乗り込みがしづらいとか、後席は日常的に使えるものではないとかいうことは抜きにして、運転中の外の見切りも問題なく、一度は所有したい車だと思いました。



 そして、帰路、自分の車を運転。Bクラスといえども、乗り心地はCクラスクーペに負けないくらい、いや場合によっては、柔らかさの面ではタイヤサイズのおかげでしょう、Cクラスクーペより快適だと感じて、特に乗り込みのしやすさ、運転時の高い位置からの見え方の快適さ、そしてなによりこれが本当に FF?と思うようなステアリング操作に、改めて満足感を得ることができたのでした。


2016/07/18

16.07.18 ECOスタートストップと低い燃費

 先週末は、シンガポールにいました。通りを歩きながら、道行く車をウォッチングしてみると、こだわって買っているなと思う車が多く目に付きます。



 Bクラスは走っているのだろうか、気にしながら過ごしていましたが、初期型を3日間で1台、目にしただけでした。使い勝手優先、ファミリーユースのような車の買い方よりはステータス、趣味、あるいは社用車、そんな感じで購入したのだろうと思う車の比率が高いと思います。なぜなら、シンガポールでは車の価格がとても高いのです。ちなみに B180の最低モデルの価格が、S$154,888。現在のレートで、1,212万円。驚きの価格です。政府としては車をこれ以上増やしたくないのです。それでも朝夕は以前にも増して渋滞がひどくなっています。

 先週末不在だったのと雨が続いていたので、洗車も思うようにできず、3週間放っておくとこんな感じになりました。



 カルサイトホワイト、汚れていない時はとても綺麗ですが、雨だれなど目立ちやすいのが難点です。鉄粉の付着による茶色の小さな点もよく見ると目立ちます。


 手際よく全体を洗って、特にドア下の防錆剤とともに落ちてきた汚れは油分も含まれていますので、そこだけ洗剤を使って洗って、1時間コースという感じです。夏は早朝でなければ、汗だくになります。


 出かけようと思ったら、給油マークが。このマークが出ても、10 L 程度は残っている感じなので、そうそう慌てることはないのですが、休みの間に給油しておくことにしました。3週間前に給油して今回はなんとなく早い感じです。燃費は、9.08 km/L とこれまでで最低でした。遠出が一度もなく、近所の運転ばかりとはいえ、今回は悪すぎかなと思います。私の運転がほとんどなかったのが原因かもしれません。妻は燃費など気にせず運転しているみたいですから。(笑)

 そういえば、このところ、ECOスタートストップの効きが悪いというか、運転を始めて10分程度しても作動しないことが多く、昨年の夏とは違う感じがしていました。バッテリーの電圧が下がっているのか、液が少なくなっているのか、ともかく時間があるときに一度点検してもらおうと思っていました。

 ちょうど昨日の午前中、時間ができたので、ディーラーに寄ってみました。Cクラスのクーペにも興味があったので点検の間、試乗もお願いできるかなと期待しながらの訪問でした。

 点検の結果、エラーは出ておらず、問題はないとのこと。新車の時よりはバッテリーの性能は落ちているはずなので、ある程度はやむを得ないところでしょう。タイミングが遅いとはいえ作動はするので、様子を見ていきたいと思います。気になるときはいつでもお越しくださいとのことで、安心です。

 ちょうど、Cクラスセダンのキャンペーン中で、扇子をお土産にいただきました。扇子と聞いて、期待はしていなかったのですが、開いてみてデザインや作りの良さにびっくり。さりげない Mercedes-Benz の文字も気に入りました。この夏、常に携帯して使いたいと思います。



 点検してもらった車に乗り込むと、フロアマットが綺麗に掃除されていて、これもまた嬉しいサービスでした。ありがとうございました。

 Cクラスクーペの試乗については、また次回アップしたいと思います。



 

 

2016/07/03

16.07.03 ゴルフの試乗(B180との比較)

 晴れたと思ったら、いきなりの豪雨、変な天気の日曜日でした。そんな中、今日はお買い物に出かける妻を送った後、初めてのフォルクスワーゲンを訪ねてみました。

 Cセグメントのベンチマークと言われるゴルフに乗ってみたいと前から思っていました。車好き、特にドイツ車好きの私としては、この車のことを知らずして自分の車のことを語るなかれと思いつつ、これまできました。今日は、念願のゴルフ初試乗の印象をアップします。

 ディーラーで対応してくれた営業の方は、技術的なことも詳しく、ドイツ車、もちろんフォルクスワーゲンについて、特に熱く語ってくださいました。



 試乗車は、Golf TSI Trendline 。1200cc のダウンサイジングターボに7速DSG(DCT)。タイヤは標準ではなく、205/55 R16 (Comfortline の標準タイヤ)で、私の B180 と同じでした。



 試乗を始めてすぐ、歩道を越えて車道へと左折する段差のこなし方に好感を持ちました。以前乗った A3 のようです。ただしリアがトレーリングアームだからか、いくぶん横揺れがしたような感じ。グレードが Highline になるとマルチリンクとなるので、特に後席に乗ると違いがわかることでしょう。(また今度試乗させていただこうと思っています。エンジンも 1400cc で試乗車と異なります。)

 明らかな違いを感じたのが、発進してからすぐの加速。B180 がもたつきを感じる、というのが納得できるくらい、アクセルの踏み込みが浅くても、さっと加速します。1200cc エンジンなのに、よくできています。車重は B180 と比較して 1/6 に相当する 約250kg 軽いのですが、エンジンは、1/4 も小さくなっています。燃費は聞いたところによると通常 14〜15 km/L くらいだとか。カタログ数値 21.0km/L の 7割前後ですから、納得です。

 車のコントロールもステアリング操作に合わせクイックに気持ち良くできます。テレスコピックステアリングが、B180 よりもっと手前に引き出せるのが良いですね。B180はもう少し手前まで引きたいなと思う時があります。走り出した時の、安定感も十分です。

 ブレーキは、B180と比較していくぶん緩やか。もう少し踏み込まないと効きません。これは慣れの問題だと思います。でも最後の止まる瞬間、急とならないための足のコントロールはゴルフの方が楽でした。B180 は、ガックンと止まらないように気をつかうことがあります。

 道路の凹凸のこなし方は、心地良く、もちろんドイツ車の硬さはありますが、しっかりサスペンションが効いて、すぐにおさまる揺れで、ここは B180 より若干優れていると感じました。ただし、一般走行時は B180 の方が、タイヤのゴムを感じるような柔らかさとねっとり感を感じ、車体が重い分、上品さのような感覚があります。路面の荒れによる突き上げのこなし方については、ゴルフの方がよくできていて、踏切を渡る時に、顕著に感じました。

 唯一の難点は、低中速域での加速。もたつきます。40km/h 過ぎて一気に加速しようと思っても、エンジンが気持ち良く高回転に達していく感じではありません。1400cc エンジンの Highline だときっと問題ないでしょう。基本、A3 と同じエンジンですから。

 シートは、前後共、よくできています。後席は、実際に動く状態で長時間乗るとどちらが良いかわかりませんが、座ってすぐの感じはホールド感があって、B180 よりも快適でした。ただシートというのは最初に座った感じだけでなく、ある程度乗らないとわからないものです。

 インテリアの質感は、Highline だと満足できるレベルと感じましたが、やはり、メルセデスやアウディのようなこだわり感はありません。それから、ライトは日本車と同じくオフの位置があるのですね。また Trendline にはオートがありませんでした。どおりで、ゴルフが夕方早くや雨の日にスモールライトを点けているのを、見かけたことがないわけです。
Highline
 おかげさまで今日の試乗によって、なぜベンチマークと言われているのか、よくわかりました。走り出すとしっかりと安定し、曲がるのも思い通り、サスペンションも揺れがお腹に不快に伝わらない心地良さがあり、シートや車内の広さも問題なく快適でした。

 担当してくださった方は、いろいろな質問にも快く答えてくださって、本当に感謝です。お世話になりました。また、帰りには、こんなお土産までいただきました。ありがとうございました。


可愛いホッチキスです


 ・・・試乗を終えた後、自分の車で、車高とシート座面位置が高いことによる乗り込みやすさをあらためて実感しました。これは、Bクラスの良さのひとつですね。
 家までの帰り道、シートの高さによる運転のしやすさとともに、遮音性の高さを感じ、乗り心地(サスペンション)についても、上述したように、一般的な走行ではゴルフに勝っていると実感しました。



 

 

2016/06/26

16.06.26 洗車と燃費

 週末は久しぶり雨が降らない予報。いつものようにブレーキダストで汚れたホイールを洗うついでに、時間をかけず洗車です。


 雨の中を走ることが多かったので、汚れが目立つのはドアの下半分とリア。全体を洗うのは時間がかかるし、月曜日からまた雨のようですから、さっと済ませました。ドアの窓部分に水をかけると、ドアの内部に入った水がしばらくドア下から出てきますから、窓に水をかけることなく、窓部分は別に拭きます。



 これだけでも案外綺麗になる(という感じに見える)ものです。


 前方はあまり汚れが目立ちませんので、そのままです。なので、よく見ると少し涙のような雨だれ跡があるのがわかります。

 ホイールだけは 200km 走ると洗いたくなる、そんな感じです。水をかけるとすっと落ちるようなものなら良いのですが、スポンジでこすり洗いが必要です。車はホイールが汚れているとどうしても汚く見えますから、こまめに洗うしかないようです。

 今日は給油もしました。約1ヶ月ぶりで、燃費は 9.79 km/L。これまでのトータルは、11.49 km/L。JC08モードの 68.8 %です。


2016/06/19

16.06.19 ディストロニック・プラスと "運転して楽しい"

 梅雨真っ只中で、毎週末洗車はどうしようかなと迷ってしまいます。関東地方は雨が少なく水不足が深刻のようですから、災害が起きない程度に降って欲しいですね。

 最近、遠出がなくディストロニック・プラスを使うことがほとんどありません。それでも思い出したように買い物の途中などでスイッチをオンにしてみることがあります。今ではくせもわかり気軽に使うものとなっていますが、人を乗せているときに使いたくないと思うことがあります。停止してから動き出すとき、やや急発進と感じることがあるからです。




 前車が動き出して自動でエンジンがかかった後、レバーを引いてスタートしようというときに最初の出だしが急なのです。前の車との距離が多少空いてしまい慌てて発進したという感じです。ここがスムーズになると良いのですが、そういう仕様なのでしょうね。これを緩和するには、前車が発進する少し前にレバーを引いてエンジンスタートしておけば、前車の動きに合わせて発進するので、まず急に出る感じにはなりません。
(参考:ディストロニック・プラスのまとめページ)

 話は変わって、先日、まだ500kmくらいしか走っていないミライを運転しました。(昨年一度運転したときの印象をアップしています。)今回、あたらめて感じたのが、運転が楽しくないということ。どっしりして高級感がありますので、この車は後席にゆったり乗る、あるいはユタやアリゾナのような広いまっすぐな道をゆったり運転するのに良さそうです。(追記:後席に乗った際、前席下に全くスペースがないので、足をあまり動かせず時間とともに辛くなりました。)
 このミライを運転するとき、集中して操作性や快適性について自分なりに感じ、Bクラスとの違いについて考えてみました。
 Bクラスに乗り出してから、不思議と遠距離ドライブほどワクワクしてきます。運転はもともと好きな方ですし、思うように操れると感じるので、運転していて楽しいのです。それに快適性が加わると距離に関係なくドライブがもっと楽しくなります。ミライは快適性は優れていますが、操作性に関して楽しさを感じることがなかったのです。

 ”運転して楽しい” とは、思うように加速して思うように止まり、そして思うように曲がれる、ということでしょう。自分が描いたとおりに車を操れない、それは、加速しようと思ってアクセルを踏んでも反応が悪いとか、止まる時もブレーキの踏み方で微妙な調整ができない、そして山道などで狙ったコースを進むためにステアリングを切っても自分が思い描いたとおりに曲がってくれない、そんな車だと ”運転して楽しい” とは感じないと思います。

 価格、燃費、スタイル、寸法などの制限なのか、どこかで何かを妥協する必要があるのか、あるいは技術力の差によるものなのか、"運転して楽しい" & ”乗り心地が良い” 車は、多くないと思います

 車を買うとき、運転性能で選ぶのでなくスタイルや価格、数字で表れる燃費や仕様、付いて来る機能、あるいは信頼性などで決めるのも当然ありだと思います。単なる足となれば良いという考えもあると思いますし、乗れる人数、荷室の大きさ、それだけで選ぶということもあることでしょう。

 私にしてみても実際、以前の車は、運転する楽しみから遠ざかり、人やものを多く運ぶためのものとしてミニバンを選んでいました。



 ミニバンから乗り換えても違和感をできるだけ少なくしたい、自転車は積みたい、毎日使う後席の乗り降りは楽にできる方が良い、大きさも大切、乗り心地もおろそかにはしたくない、安全性にはこだわりたい、価格も大切な要素だけど "運転して楽しい"、そうした条件の中で私にとって最適の車を選び、それがこのメルセデスベンツ Bクラスだったと思っています。

 納車されて1年と3ヶ月経った今でも、間違いなかったと感じています。








2016/06/12

16.06.12 リコール情報と同モデル2台並び

 梅雨の季節ですね。今日、何気なくメルセデスベンツのウェブページを見ていたら、リコール情報の中に Bクラスの項目がありました。

 輸入時期と対象車の車台番号が出ていたので、自分の車と照らし合わせてみると一致しています。6月2日に届け出て、対策部品の準備も整っていると書いてあります。ただしこの条件に一致する車でも該当しない車もあるそうです。

 このページで自分の車が対象車かどうか検索ができますので、入力してみると、結果私の車は対象ではありませんでした。それで、案内も何も来ていないのでしょう。一安心です。オーナーの皆様、自分の車が他のリコールも含めて対象車かどうか、是非一度ご確認ください。



 先日、お買い物に出かけた時、初の B180、2台並びのシーンを作り出しました。(笑)フェイスリフト後のモデルで同じグレード同じ色の車をなかなか見ることがないので、奇遇でした。しかし、タイヤは18インチ。オプションで選ぶことはできないはずなので、メルセデスのエンブレム付きのあのホイールは前の車の時にでも使っていたものを再利用したのかな・・・、なんていろいろ考えてしまいました。




 この車は運転席の位置を高く、助手席は低めに設定されていました。私は助手席も運転席同様一番高くしています。脚がしっかりシートで支えられ、乗り心地良く感じられると思っています。









2016/06/04

16.06.04 車の乗り降りによるライトの状態

 なぜか手元がいつもより明るいな、と思いながらしばらく運転していると、ルームライトのうち、いわゆるマップライトというか手元が明るくなるライトとバックミラー下のライトが点いていることに気付きました。
 最初はドアが完全に閉まっていないのかと思いましたが、これらのライトだけですし、警告灯も点灯してないので、なにかシステムエラーでも起きているのかと疑い始めました。
わかりやすく夜撮影してみました
 信号待ちになったのでよく見てみると、単純にこれら前方のルームライトのスイッチがオンになっていて、それで常時点灯状態になっていたのです。触ったつもりはなく、もしかすると車内の拭き掃除の最中、頭が当たった時にスイッチが入ってしまったのかもしれません。すでに2日経っていますので、その間スイッチは入りっぱなしでした。

 この車は、ドアを外からロックすると全ての車内の電源が落ちますので、バッテリーが上がることはありませんでした。前の車だとそうはいかず、たぶん一晩でバッテリーが上がっていたことでしょう。
 買い換える前は「車内灯が点いていますよ」と、近所の人がわざわざ教えに来てくれたこともありました。車のシステム化が進むとこういうありがたい機能も導入されていくのですね。助かりました。

 しかし、このシステム化によって、逆に困ることもあったりします。駐車場に車を止めて、エンジンを切って車中にいながら人を待つ時です。すぐに全ての電源を落としたいと思っても、オーディオ類は自分でスイッチを切れば良いとして、メーター内の表示はしばらくそのままです。
 それ以上に困るのは、外が暗い時、スモールライトが点きっぱなしになることです。日本車と異なりライトのオフスイッチがないので、通常のオートにしているとスモールが点いたまま。あとはパーキングランプ(前後片側だけ点灯)にするしかありません。エンジンもかけずに長い時間待っていると、バッテリーが消耗されてしまいます。

 でも実はそういう時、ひとつだけライトを消す方法があって、それは運転席ドアを一度開けて閉めるのです。こうすると人が降りたと思って、全電源が徐々に落ちます。人が車内にいないという判断でライト類も全て消えるわけです。ただし、助手席などに人が残っている可能性はあるわけで、その時は必要に応じて、きちんとパーキングランプを点けておくことが大切だと思います。

 夜間の安全面を考えると、人が室内に残っている時には外部のライトを消さない、それが本来の考え方なのでしょうね。

 子供を駅に迎えに行ってしばらく待つことになった時は、とりあえず駐車場に車を入れて、エンジンスイッチを切って、それからドアを一度少しだけ開けて、そして閉める、そんなことをやっています。(笑)


2016/05/27

16.05.27 車の匂い

 梅雨が近づいてきましたね。洗車してもまたすぐ雨が降りそうで、悩ましく思っています。ところで私の車は、納車されて1年以上経った今でも納車時の匂いが残っています。



 この匂い、きっとメルセデス独特のものだと思っています。いかがでしょうか。それにしても、”新車の匂い” なんていう言葉を使うこの匂いが、この時期まで残るとは思っていませんでした。

 何か特別の芳香剤的なものが使われているのか、車内のもともとの部材からのものなのか、先日コーヒー豆を車内に一晩忘れてしまって、翌朝、車内がコーヒーの香りで満たされてしまった後も、いつの間にかコーヒーの香りはすっかり抜けて、元の匂いに戻りました。どうかすると止めているガレージの車外でもこの匂いが漂っています。

 先日アクティブツアラーをドイツで借りた時、まだ新しい車だったので、新しい匂いがしました。その匂いで、車を買う際、検討のため試乗したときのアクティブツアラーの匂いと同じであることを思い出しました。匂いって記憶に残りやすいと言います。その時はまさにそういう体験でした。私の車の匂いもきっと記憶に刻まれていますから、この匂いがする度に、B180 のことを思い出してしまいそうです。


 

 ところで先日、駐車場に車を止めた時、横にひとつ前のモデルの A4が止まっていました。車格は違うのですが、思わずいろいろと比べてしまいました。A4は、Dセグメントの車です。でもこうして並べて前から見ると色の効果もあって Bクラスの方が、大きく見えました。もちろん長さは、A4の方が長いですし、横からだとA4の方が車格が上に見えます。ドイツ車がいるとついつい気になってしまう私でした。




2016/05/24

16.05.24 ドイツでのBクラスの位置

 前回はアクティブツアラーの話で終わりましたので、今回ドイツのBクラスの状況について少しアップしておきたいと思います。

 以前、メルセデスベンツミュージアムで、Bクラスに興味を持っている人たちが多かったとお伝えしました。家族連れやカップルなどが乗り込んで確かめている姿をよく目にしたからです。ドイツの街を走っていると、日本以上にBクラスが目に付きます。日本と異なり、メルセデスベンツは高級車という位置付けはそれほど強くないので、日常的な車として選ぶ、家族で使う1台として、とても機能的だからと思います。

 また、AやBクラスが出る前までは、メルセデスベンツというとドイツでは年配者の車というイメージが強かったと思います。その後、AやB、さらにCLAが出て、若者や若いファミリー層からも人気が出ているように感じます。


 

 こんな感じで駐車場などでもよく目にします。ちなみにここは、BMW Welt というBMWミュージアムの隣の施設の地下駐車場です。

 ドイツへ行くと目にするのが、メルセデスベンツのタクシーです。タクシーはメルセデスベンツが圧倒的に多いと思います。Eもあれば、Cもあります。そして、もちろん、こういうのもあります。


 Bクラスはタクシーとなりえるのです。Aクラスのタクシーはさすがに見たことがありません。この写真の右上の白い車は、Aクラスです。

 こうして、ドイツではBクラスをよく見るので、ドイツでの販売台数は一体どうなっているのだろうと、ちょっと調べてみました。2015年の統計です。

 Aクラス  32,658台
 Bクラス  35,112台
 Cクラス  67,549台
 Eクラス  36,149台

 やはり、日本と比べて Bクラスの占める率は高いです。Aクラスより売れているのです。ちなみに、競合他社の車は、

 Audi A3       57,858台(確かによく目にします)
 BMW 1シリーズ  46,340台
 BMW 2シリーズ  42,916台(2シリーズ全てです)

となっていました。

 アウトバーンと石畳のような路面で鍛えられたボディと足回りと操作性、それに安全性、必要に迫られて進化したきたドイツ車だということが、この地で運転すると本当によく理解できます。



2016/05/21

16.05.21 アクティブツアラーでアウトバーンを駆け抜ける

 ミュンヘンを訪問していました。そこで、この前の土日、B180を借りてアウトバーンを走ってみようと思い立ったのですが・・・。すでにBクラスのレンタカーは出払っているとのこと。同価格だったらオペルしかないというので、どうしようかとしばし考えました。

 『よし、ここはミュンヘンなのだから BMW だ』と思い至り、尋ねてみると「新しい218i がある」とのこと。『それは良い!』 218i アクティブツアラーです。それもマニュアル車なので、なかなか楽しいドライブとなるかも。

 ここのレンタカー会社では、218i は、B180よりわずかにクラスが上になります。一日約15ユーロほど高い料金でした。B180にナビを追加すると一日10ユーロ。アクティブツアラーはナビが標準装備なので、それを考えると、わずかな料金差です。これに決定しました。




BMWミュージアムも訪ねてみました
 タイヤは、ウインタータイヤ Conti Winter Contact TS830P 195/55 R17 でした。日本でアクティブツアラーに試乗した時よりしなやかで、変なゴツゴツ感がなくて、とても良い感じです。日本での最初の試乗時がこれだったら、十分な乗り心地と感じたはずです。
 聞くところによるとサスペンションも違うとか。日本は立体駐車場対応で、いわゆるスポーツサスペンションにしてあり、なおかつランフラットタイヤ。違いは明らかです。せめて、日本でもランフラット以外の選択があっても良いと思うのですが・・・。



 いつもB180に乗っていますので、今回、違いが顕著にわかりました。まず、車内が広い。車内の幅はB180より車格がひとつ上かな思うくらい広く感じます。また試乗の時に感じた、後席の前方の空間も確実に広いです。ただし、やはり後席の座面前後長さが短くてどうやっても心地良い座りにならないのです。180cmの身長のためかもしれませんが、これは頂けません。

 また前席のシートのフィット感というか、しっかり支えている感が少し薄いです。シートそのものは、B180の方が良いと感じました。それと試乗でも感じていたことで、ウッドパネルのような部分は確かに高級感があります。しかし、樹脂の部分が落ち着きがないというか、シックでなく、メカっぽいというのか、、私にはそんな感じでした。




 足元のペダルの位置は抜群に良いです。さすがにこれは、BMW。アクセルのオルガンペダルも微妙な踏み加減の調整に効果的だと思いました。



 ここドイツでは市街地ばかり走るのでなければ、この6速マニュアルで十分です。一旦走り出せば、一般道でも80〜100km/h すぐ出しますし、高速はもちろん通常100km/h〜無制限なので、6速のままでずっと走ることができます。



 ただし、バックギアの位置に問題がありました。1速と同じ方向なので、1速に入れたつもりがバックに入っていたり、その逆もありました。それでもバックに入れているときは音がすれば良いのですが、それもなく、メーターの中央部で確認しないとわかりません。実際にその都度メーターを見て確認するのは面倒です。1速と逆、2速方向にあれば発進時に間違うことがないし、後ろに進むギアは後ろ側にシフトさせるべきだと思います。それとも何か他に意味があるのでしょうか。


やはりここの部分、メカっぽく感じます。
私としては、もう少しシックに
作り込んで欲しいと思います。
 さて、そこで走りです。発進はなめらかです。エンジンは、低回転からトルクがあってストレスなく高回転まで回り、もたつきがありません。2000回転手前くらいで、シフトアップをする感じでスムーズに走ることができました。
 低〜中速時の乗り心地は、205のタイヤである B180の方が柔らかいと感じました。B180は、ねっとり感のある乗り心地、ドイツのアクティブツアラーは、路面状況をなるべくわからせようとする乗り心地と言ったらよいのでしょうか、そんな感じでした。

 高速になると、B180は、100km/h までしかわかりませんが、アクティブツアラーは同様な乗り心地でした。ステアリングもそこまでの違いは感じませんでしたが、アクティブツアラーの方がいくぶんクイック感がありました。タイヤのロードノイズは、タイヤのカタログからいうと、B180の方が、1dB小さいはずなのですが、低速時のノイズはアクティブツアラーの方が小さい気がしました。日本とドイツの路面の仕上げの状況がもしかすると影響しているのかもしれません。アクティブツアラーの方が気にならないロードノイズでした。



 もちろん、アウトバーンでも、不足ない走りをしてくれます。とても 1500cc のエンジンとは思えません。120〜160 km/h のスピードの時が一番安定していて、抜群の感覚で運転できると感じました。170km/hを超えた辺りから、若干のステアリングのブレが出てきて、180km/hを超えると安定感に少し不安を覚え、またスピードによる疲れもかなり出てくるので、アウトバーンは、180km/h までの速度で走りました。

 それから、今回、不思議とあのブロロロという 3気筒エンジンの音が気にならなかったのです。日本での試乗時とのエンジン関係での違いは、今回マニュアルであるということだけだと思います。もしかするとその後、多少手を入れて改善しているのかもしれません。私が以前乗ったのは、すでに1年前のモデル(ブログ参照)です。エンジン音は、このアクティブツアラーの方が、B180よりも抑えられていて快適でした。



 アウトバーンの無制限区間は、ほとんどが3車線道路での実施ですが、中央は140〜160 km/h 、追い越し車線は、160〜180 km/h以上で走っている車が多いので、さすがにドイツ車は、こうした走りに問題のないつくりとなっています。追い越し車線の占有は、やはりドイツ御三家のアウディ、BMW、それにメルセデスが多い状況でしたが、もちろん他車も走っています。やたらと速いのが来たと思うとポルシェだったり・・・、フェラーリには遭遇しませんでした。





 このアクティブツアラー、キーレスエントリーでなく、ドアロックを解除するには、キーのロック解除ボタンを押します。ドアロックも同様です。一旦乗り込むとエンジンスタートはボタン式で、ハッチバックのドアはオートでした。キーのボタンを押すと自動でハッチバックドアが開きました。閉める時はハッチバックドアのボタンを押すという仕組みで、やはり便利ですね。うちの車にも欲しいオプションです。日本で便利だと感じたトランク側から後席の背もたれ部分を倒すレバーは、付いていませんでした。やはりBMWも日本と現地とでは微妙に仕様が異なります。

 それから、このマニュアル車のアイドリングストップは、車が止まりギアをニュートラルにして、クラッチペダルを外すと機能しました。エンジンスタートはクラッチペダルを踏むと同時です。

 次回の訪問時は、是非、B180でアウトバーンを走ってみたいと思います。(^_^)