2016/05/24

16.05.24 ドイツでのBクラスの位置

 前回はアクティブツアラーの話で終わりましたので、今回ドイツのBクラスの状況について少しアップしておきたいと思います。

 以前、メルセデスベンツミュージアムで、Bクラスに興味を持っている人たちが多かったとお伝えしました。家族連れやカップルなどが乗り込んで確かめている姿をよく目にしたからです。ドイツの街を走っていると、日本以上にBクラスが目に付きます。日本と異なり、メルセデスベンツは高級車という位置付けはそれほど強くないので、日常的な車として選ぶ、家族で使う1台として、とても機能的だからと思います。

 また、AやBクラスが出る前までは、メルセデスベンツというとドイツでは年配者の車というイメージが強かったと思います。その後、AやB、さらにCLAが出て、若者や若いファミリー層からも人気が出ているように感じます。


 

 こんな感じで駐車場などでもよく目にします。ちなみにここは、BMW Welt というBMWミュージアムの隣の施設の地下駐車場です。

 ドイツへ行くと目にするのが、メルセデスベンツのタクシーです。タクシーはメルセデスベンツが圧倒的に多いと思います。Eもあれば、Cもあります。そして、もちろん、こういうのもあります。


 Bクラスはタクシーとなりえるのです。Aクラスのタクシーはさすがに見たことがありません。この写真の右上の白い車は、Aクラスです。

 こうして、ドイツではBクラスをよく見るので、ドイツでの販売台数は一体どうなっているのだろうと、ちょっと調べてみました。2015年の統計です。

 Aクラス  32,658台
 Bクラス  35,112台
 Cクラス  67,549台
 Eクラス  36,149台

 やはり、日本と比べて Bクラスの占める率は高いです。Aクラスより売れているのです。ちなみに、競合他社の車は、

 Audi A3       57,858台(確かによく目にします)
 BMW 1シリーズ  46,340台
 BMW 2シリーズ  42,916台(2シリーズ全てです)

となっていました。

 アウトバーンと石畳のような路面で鍛えられたボディと足回りと操作性、それに安全性、必要に迫られて進化したきたドイツ車だということが、この地で運転すると本当によく理解できます。



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