2017/11/03

17.11.03 ドライビングポジション

 今日は、ドライビングポジションについて、書いてみたいと思います。

 シートポジションは、人によって好みがあると思います。しかし、設定の基本はあります。例えば、このように紹介されています。


 簡単に言うと、まず、シートに深く腰掛けて、ブレーキをしっかり踏み込めるように座面を前後に調整し、その後、ステアリングの上部を握って、腕が伸びきらないようにバックレストとテレスコピックステアリングの位置をメーターの見易さも考慮しながら調整します。

 私の場合、Bクラスでの設定は、次のようにしています。


 この車はシートを上下にも動かせるので、シートは最上部ではないけれど、高めにしています。

 ブレーキが余裕で踏めるようにして、太腿が圧迫されないようにシート前部の高さを調整して、ステアリングは一番手前に引き出して最も下の位置です。バックレストは立て気味にすると、ステアリングの上部を余裕で握れます。

 体型にもよると思いますが、私の場合、このポジションで運転すると腰は痛くならないし、疲れにくい姿勢です。

 一度、高速道路の長距離運転で、楽をしようと、シートの高さを一番下にして、ステアリングの上部を握ると肩が少し浮く感じでバックレストを倒し気味にして運転すると、2時間くらいで背中が痛くなりました。

 楽をしたつもりが、かえって疲れてしまい、いつものポジションが自分に合っていることを改めて実感したと同時に、腰や背中が痛くなるシートというのは、たぶんシートの設定が合っていないことによる影響がかなり大きいからだと改めて思いました。

 また、深く腰掛けたこのようなポジションの方が、乗り心地も良く感じます。

 私の場合、このポジションで唯一不満なのが、メーター類が若干見えづらいこと。見えやすくするには、ステアリングをもっと上の方に設定しなくはなりません。腕をもう少し上げることになるため、ステアリングの取り回しが若干劣ります。

 したがって、燃費などが見えづらいのですが、メーター類の肝心な部分は、何とか見えるので、ステアリングは操作のしやすい最下の位置にしています。

 こうなると、フロントガラスに情報が映るHUDが欲しいなと思います。

 ドライビングポジションが、しっかり合っているので、運転中は、両手でステアリングを握っている姿勢がとても楽です。

 信号で停車してしばらく止まるとき足をブレーキから外したい時でも、ブレーキのホールド機能があるので、パーキングブレーキをかけるため、手を動かすことはありません。

 バックするときでも、コラムシフトでギアチェンジ、音楽のボリュームも電話を取るのも、ステアリング内のスイッチでできるので、とっさのステアリング操作も難なくこなせます。

 ミニバンだった頃、テレスコピックでなかったこともあり、腕がだるくなって、つい片手になったり、ステアリングの下の方を握って運転していたことがありました。

 正しいポジションが疲れにくさに繋がることを実感します。


 車の快適性は、シートの設定、運転姿勢でもずいぶん変わってきますので、自分に合った設定のできる車かどうかというのも大切な要素なのかもしれません。