昨日のドライブは、全走行距離約 300 km で、高速 80 km 程度、200 km は郊外の流れの良い道でした。エアコンは常にオンで2名乗車、重たい荷物なし。ディスプレイの燃費は 16.6 km/L、実際の燃費は表示の95% として、15.8 km/L です。
車にもずいぶん慣れてきましたので、これまで体験してわかってきたディストロニック・プラスの使い方について、まとめておこうと思います。
【渋滞時】
最も効果的で便利な使い方だと思います。渋滞になってきたら、流れる時のスピード +10 km くらいで設定して、あとは任せて運転するのが楽です。車間距離の設定を最も長くしていても離れ過ぎの距離ではありません。一番短く設定していると予想外の割り込みはほとんどないでしょう。停車中、ECOスタートストップでエンジンが止まっている時にディストロニック・プラスをオンにすると、ブレーキから足を外してもエンジンはかからず止まったままになります。
止まっているとき、前の車が動き出さないか、ずっと前を見ておく必要はありません。地図を見ていて集中していても、前の車が動き出すと自動的にエンジンがかかります。もちろんアイドリング状態になるだけで車は動き出しません。これがメルセデスのディストロニック・プラスの優れているところだと思います。
【高速道路】
高速道路では、もはやこの機能は外せません。車間距離の設定は、もう少し長く取ることができればと思う時もありますが、速度に応じて距離が変わり良くできていると感じます。あえて難点をあげるとすれば、上り坂でのシフトダウン。とにかく速度を一定に保とうとするので、自分のアクセルワークだったら、7速のまま走るだろうなというところでも早めにシフトダウンします。エンジン音が上がって少し騒がしくなります。
それを防ぐには、パドルシフトですぐ7速に戻すこと。80 km/hも出ていれば、急な上り坂以外は7速走行で十分です。
前に遅い車が現れた時、追い越し車線に移るためウインカーを上げると同時に加速してくれます。もっと加速したい時は、アクセルを踏んで一気に抜いてアクセルを離せば、そのまま元の設定速度で再び走ってくれます。設定速度以上の速度で走っている時、ディスプレイの表示は、”ディストロニック・プラス待機中” となっています。
ただし、アクセルから足を離し、元の速度に戻る時、追い抜き時のスピードとの差が大きいと、減速が割と急になります。ブレーキランプが点いての減速となるので、あまり好ましい状況はないと思います。
その時は、一度、ディストロニック・プラスをオフにしてから、アクセルから足を離してエンジンブレーキのみでの減速をかけて、当初の設定速度くらいになったら改めてディストロニック・プラスをオンにするのが良いと思います。
ところで、追い越し車線に移るとき、普通なら走行車線の前の車も気になります。前の車が減速してこないか、ぶつからないかも気にしなくてはなりません。でもディストロニックプラスで走っているとその心配が一切ないので、追い越し車線に移ることだけに集中できます。
もしも追い越し車線に移れないときは、前の車を認識して速度が落ちてきますが、速度差があると割と強めの減速になります。そうした場合、前の車との距離を見ながら予め設定速度を徐々に下げていく方が自分が運転するように自然な減速となります。こうしたエンジンブレーキでの少しずつの減速であれば、ブレーキランプも点灯しないと思います。その方が高速道路での運転として好ましいでしょう。
【一般道路】
郊外の片道1車線道路などで前の車に付いて行く時も使うと便利です。一方、先頭を走る時で特にカーブが多い道では使わない方が良いです。なぜなら、前述したように速度一定で走ろうとするので、カーブであっても常に同じ速度となり、車をうまくコントロールできなくなります。
その点、前の車に付いていくときは、カーブに入る前に前の車が減速すると同時にこちらも減速し、カーブが終わると同時か若干早めに加速を始めるので車のコントロールは容易です。もちろんディストロニック・プラスの解説にもあるように急なカーブ(特に交差点の右折左折)では、前の車を見失い曲がっている最中に突然加速することがあるので、注意しましょう。
山道などでディストロニック・プラスを使って前の車に付いていきながら運転すると、ステアリングの操作だけで良いので、楽に運転できます。下り坂では特に、右足のアクセルとブレーキの踏み替え操作がいらないことがこんなに楽なのかと感じることだと思います。
前車との距離の設定は最も短くした方が、カーブの多い山道では有効です。ただし、前車にぴったり付いて行く感じになるので、よく道を譲られます。こちらとしては先頭を走りたくないので譲って欲しくはないのですが、これは仕方のないことなのかもしれません。
また、途中で車間距離が空いてしまって、前方の信号で前車が止まっているときは、設定速度を落としながら近づいていくとスムーズな減速と停止ができます。例えば 60km/h の設定で走っていれば、50 - 40 - 30 と落としていけば良いです。ディストロニック・プラスに任せたままだと前の車を認識するのは自分が思っているより直前で、ブレーキが急になります。もしくは、一度ディストロニック・プラスをオフにして自分で減速し、停車後に再度オンにすると良いです。元の設定速度でオンになります。
それから、前の車が右折や左折で減速している時、自分のアクセルワークだったら左側や右側に十分に余裕があれば、そのまま抜けていきますが、ディストロニック・プラスがオンになっていると、まず前の車が止まろうとしていると認識して同じように減速します。その場合は、アクセルを踏めば止まることを解除して、横を抜けてくれます。
激しい雨や夕暮れ時など周囲の状況が捉えにくい時など、機能をオンにしておくと見えづらい左右の確認の時でも、前方の安全性が高まると思います。
【発進と停止】
信号停止後、動き出す時に前車の加速が大きいと発進がやや急であるように感じることがあります。これは、前車が動き出して自動的にエンジンがかかり、その後自分で発進するためにレバーを引くときに多いように思います。すでに前車との距離が空いているので急いで加速しようとするのでしょう。前車が動き出す直前にレバーを引いておくと前車の発進と同時に動き出すので急な加速になりにくいようです。
また、前車の加速にしっかり追随していきたい時は、機能をオンにしたままアクセルを踏めば自分で加速をコントロールできます。その場合、機能は待機中となり、アクセルを戻せば前車に追随していきます。
(2017.9.7 追記)
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