2016/05/21

16.05.21 アクティブツアラーでアウトバーンを駆け抜ける

 ミュンヘンを訪問していました。そこで、この前の土日、B180を借りてアウトバーンを走ってみようと思い立ったのですが・・・。すでにBクラスのレンタカーは出払っているとのこと。同価格だったらオペルしかないというので、どうしようかとしばし考えました。

 『よし、ここはミュンヘンなのだから BMW だ』と思い至り、尋ねてみると「新しい218i がある」とのこと。『それは良い!』 218i アクティブツアラーです。それもマニュアル車なので、なかなか楽しいドライブとなるかも。

 ここのレンタカー会社では、218i は、B180よりわずかにクラスが上になります。一日約15ユーロほど高い料金でした。B180にナビを追加すると一日10ユーロ。アクティブツアラーはナビが標準装備なので、それを考えると、わずかな料金差です。これに決定しました。




BMWミュージアムも訪ねてみました
 タイヤは、ウインタータイヤ Conti Winter Contact TS830P 195/55 R17 でした。日本でアクティブツアラーに試乗した時よりしなやかで、変なゴツゴツ感がなくて、とても良い感じです。日本での最初の試乗時がこれだったら、十分な乗り心地と感じたはずです。
 聞くところによるとサスペンションも違うとか。日本は立体駐車場対応で、いわゆるスポーツサスペンションにしてあり、なおかつランフラットタイヤ。違いは明らかです。せめて、日本でもランフラット以外の選択があっても良いと思うのですが・・・。



 いつもB180に乗っていますので、今回、違いが顕著にわかりました。まず、車内が広い。車内の幅はB180より車格がひとつ上かな思うくらい広く感じます。また試乗の時に感じた、後席の前方の空間も確実に広いです。ただし、やはり後席の座面前後長さが短くてどうやっても心地良い座りにならないのです。180cmの身長のためかもしれませんが、これは頂けません。

 また前席のシートのフィット感というか、しっかり支えている感が少し薄いです。シートそのものは、B180の方が良いと感じました。それと試乗でも感じていたことで、ウッドパネルのような部分は確かに高級感があります。しかし、樹脂の部分が落ち着きがないというか、シックでなく、メカっぽいというのか、、私にはそんな感じでした。




 足元のペダルの位置は抜群に良いです。さすがにこれは、BMW。アクセルのオルガンペダルも微妙な踏み加減の調整に効果的だと思いました。



 ここドイツでは市街地ばかり走るのでなければ、この6速マニュアルで十分です。一旦走り出せば、一般道でも80〜100km/h すぐ出しますし、高速はもちろん通常100km/h〜無制限なので、6速のままでずっと走ることができます。



 ただし、バックギアの位置に問題がありました。1速と同じ方向なので、1速に入れたつもりがバックに入っていたり、その逆もありました。それでもバックに入れているときは音がすれば良いのですが、それもなく、メーターの中央部で確認しないとわかりません。実際にその都度メーターを見て確認するのは面倒です。1速と逆、2速方向にあれば発進時に間違うことがないし、後ろに進むギアは後ろ側にシフトさせるべきだと思います。それとも何か他に意味があるのでしょうか。


やはりここの部分、メカっぽく感じます。
私としては、もう少しシックに
作り込んで欲しいと思います。
 さて、そこで走りです。発進はなめらかです。エンジンは、低回転からトルクがあってストレスなく高回転まで回り、もたつきがありません。2000回転手前くらいで、シフトアップをする感じでスムーズに走ることができました。
 低〜中速時の乗り心地は、205のタイヤである B180の方が柔らかいと感じました。B180は、ねっとり感のある乗り心地、ドイツのアクティブツアラーは、路面状況をなるべくわからせようとする乗り心地と言ったらよいのでしょうか、そんな感じでした。

 高速になると、B180は、100km/h までしかわかりませんが、アクティブツアラーは同様な乗り心地でした。ステアリングもそこまでの違いは感じませんでしたが、アクティブツアラーの方がいくぶんクイック感がありました。タイヤのロードノイズは、タイヤのカタログからいうと、B180の方が、1dB小さいはずなのですが、低速時のノイズはアクティブツアラーの方が小さい気がしました。日本とドイツの路面の仕上げの状況がもしかすると影響しているのかもしれません。アクティブツアラーの方が気にならないロードノイズでした。



 もちろん、アウトバーンでも、不足ない走りをしてくれます。とても 1500cc のエンジンとは思えません。120〜160 km/h のスピードの時が一番安定していて、抜群の感覚で運転できると感じました。170km/hを超えた辺りから、若干のステアリングのブレが出てきて、180km/hを超えると安定感に少し不安を覚え、またスピードによる疲れもかなり出てくるので、アウトバーンは、180km/h までの速度で走りました。

 それから、今回、不思議とあのブロロロという 3気筒エンジンの音が気にならなかったのです。日本での試乗時とのエンジン関係での違いは、今回マニュアルであるということだけだと思います。もしかするとその後、多少手を入れて改善しているのかもしれません。私が以前乗ったのは、すでに1年前のモデル(ブログ参照)です。エンジン音は、このアクティブツアラーの方が、B180よりも抑えられていて快適でした。



 アウトバーンの無制限区間は、ほとんどが3車線道路での実施ですが、中央は140〜160 km/h 、追い越し車線は、160〜180 km/h以上で走っている車が多いので、さすがにドイツ車は、こうした走りに問題のないつくりとなっています。追い越し車線の占有は、やはりドイツ御三家のアウディ、BMW、それにメルセデスが多い状況でしたが、もちろん他車も走っています。やたらと速いのが来たと思うとポルシェだったり・・・、フェラーリには遭遇しませんでした。





 このアクティブツアラー、キーレスエントリーでなく、ドアロックを解除するには、キーのロック解除ボタンを押します。ドアロックも同様です。一旦乗り込むとエンジンスタートはボタン式で、ハッチバックのドアはオートでした。キーのボタンを押すと自動でハッチバックドアが開きました。閉める時はハッチバックドアのボタンを押すという仕組みで、やはり便利ですね。うちの車にも欲しいオプションです。日本で便利だと感じたトランク側から後席の背もたれ部分を倒すレバーは、付いていませんでした。やはりBMWも日本と現地とでは微妙に仕様が異なります。

 それから、このマニュアル車のアイドリングストップは、車が止まりギアをニュートラルにして、クラッチペダルを外すと機能しました。エンジンスタートはクラッチペダルを踏むと同時です。

 次回の訪問時は、是非、B180でアウトバーンを走ってみたいと思います。(^_^)



 

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